設計業務の流れ

水道設計は、地面に埋設するもの・橋などに添わせるもの・または水道管単独での橋を建設する工事のためのものと大別されます。
この中で地中に埋設するケースが一般的に多いので、簡単に紹介させて頂きます。

業務を受注

工期の確認をし、全体の大まかなスケジュールを把握します。

埋設物調査

上水道・下水道・東京電力・東京ガス・NTT等各企業へ伺い、道路の下に何が埋設されているかを調べます。
調べたものを整理し、設計する際の資料にします。

現地調査

埋設物調査の結果を踏まえて、現場の調査をします。
マンホール・枡の位置の確認(状況に応じて開けて中の調査をします)、道路上の構造物の確認、上水道の場合は、どの位置に水道管を入れるかを確認します。
また、工事の支障になるものが無いかを調査します。

協議

埋設物調査・現地調査の結果を踏まえて、CADで協議用の図面を作成し発注先のお客様へ出向いて、設計の方針(上水道であるならば、どの位置に配管するか・工法等)を確認(協議)します。

設計

協議した内容を確認しつつ、設計作業に取り掛かります。
設計図面が出来上がったら、熟練した技術者(第三者)が図面を一度チェックします。
内容が良ければお客様に確認して頂き、修正箇所があれば速やかに修正します。
最終的にお客様(担当者の方)の承認を得てから納品し、一般的にはお客様(官公庁の検査員の方)の検査を受けます。検査に合格すれば、設計が完了します。

以上が設計の流れです。尚、これはあくまで一例であり、他にも違ったパターンがあります。